リアルタイム歴史家池田信夫とリアルタイム歴史小説家梅田望夫 - アンカテ

歴史小説を読んでから歴史の教科書を読むと、そのあまりの短さと無味乾燥さに驚く。 でもたいていの場合、その文章はよく練られていて、限りあるスペースの中に本当に重要な事実は漏れなく入っている。そして、単なる事実の羅列でなく、その時代の本筋を押さえたきちんとしたストーリーになっていることが多い。 池田信夫 blog ムーアの法則の歴史的帰結 ここまでは予想のつく展開で、おもしろいのはこれから起こる本当の情報革命だ。それは必ずしもいい方向ばかりではなく、宗教戦争のように破壊的な出来事をもたらすかもしれない。 短い文章だけど、ここに、我々が生きているこの時代に今起き始めていることの本筋が濃縮されている。おそらくこの通りに時代は進み、ここに抜き出されたキーワード(宗教改革、宗教戦争、科学革命、産業革命、ナショナリズム、帝国主義)ひとつひとつに、対応する21世紀版の大きな事件が起きていく。起きた順番に固

[webmarksjp]

池田信夫

[riywo]

すごすごい、すばらしい切り口。池田氏と梅田先生は両人ともいろんな意味で好きだけど、なるほどこう捉えるとお二人の違いがよくわかる。すげぇぜ！！

[hatanaoki]

池田さんの本は終着点で、梅田さんの本は出発点だ。

[maj]

ここに抜き出されたキーワード(宗教改革、宗教戦争、科学革命、産業革命、ナショナリズム、帝国主義)ひとつひとつに、対応する21世紀版の大きな事件が起きていく。

[miyatad]

二人がその適任者かどうかはおいといてちょっと納得

[CUSCUS]

よい視点

[blackdragon]

歴史家って、自分のビジョンに過去を当てはめるのが好きな人のことだとするとそうかも。歴史学者じゃなくて。

[harupong]

『池田さんの本は終着点で、梅田さんの本は出発点だ。』だから梅田本の感想に「やる気もらった」的な発言が多いんだろうな（自分もそうだが）。キーワードは『集合愚と集合知』でしょうか。

[walkinglint]

> いろんな面で対照的だけど、ともかく同時代的にこの二人の書いたものが読めることは幸運なことだと思う。

[ume-y]

「梅田さんに対する言及は、どれだけ的外れなものであってもまず間違いなく彼の作品に力を与える」

[Nean]

整理がゆきとどいている（ように見える）から、褒める人がたくさん出てきそうだけれど、池田氏のレトリックにみごとに振り回されていはしないかしら？ 彼の「学」に幻想を抱きすぎてらっしゃるように見える。

[nowheremann]

「池田さんの語る対象は21世紀なのだけど、そのスタイルはあくまで20世紀的な知のあり方だと思う。それに対し梅田さんは、知のあり方、方法論そのものの中で、21世紀的な新しい方法を模索している。」

[tinsep19]

池田さんは経済学、歴史、技術等の多彩な学を援用するが、あくまで個人の視点にそれらを統合して語るのに対して、梅田さんは、他人の言葉に反響させて自分の視点を語り、自分の言葉を反響させて他人の視点を動員する

[boshi]

うん、これはいい。

[koyhoge]

ものすごく的確な評論。

[udy]

ちょっとカッコ良すぎる気もするが、文章が好きな感じだったのでブクマ。