「タンク培養の人工肉」普及は間近?:培養食肉シンポジウムからのレポート 2008年5月15日 サイエンス・テクノロジー コメント: トラックバック (1) Alexis Madrigal 人工培養食肉は今のところ工業生産されてはいないが、『Tissue Culture and Art Project』(組織培養とアートプロジェクト)に参加するオーストラリア人アーティストたちは、『肉体なき料理』(Disembodied Cuisine)と題した展覧会のために、写真にある試験管ステーキを培養した。 Photo Credit: Tissue Culture and Art (TCA) Australia 5年から10年後には、スーパーマーケットの精肉コーナーに新しい製品が並ぶようになるかもしれない。家畜に比べて生産コストが安く環境への悪影響も小さい、タンクで培養された食肉だ。 4月にノルウェーの
「マイクロトレンド 世の中を動かす1%の人びと(マーク・J・ペン)」(参照)が翻訳されているのを知らなかったので、えっと思って中身も見ずに買ってしまった。 これって弾小飼さんの書評にあったっけ。というのもなんだが、出版社さんはまず弾さんに寄贈というところからブログの世界で新刊書の通知という時代なのかな。 原書のほう「Microtrends: The Small Forces Behind Tomorrow's Big Changes(Mark J. Penn, E. Kinney Zalesne)」(参照)はすでに昨年に買ってちらほらと読んでいたし、これはきっと翻訳が出るだろうし出たら買うかという心づもりでいたのも、訳本の中身も見ずに買った理由。 で、びっくりした。というか、ちょっとこの厚みであの内容が入っているわけない感はあったのだけど、この訳本はだいたい中身は半分といったところ。抄訳だ
財団法人社会経済生産性本部の「労働生産性の国際比較・2007 年版」によると日本の生産性は先進7カ国中最下位、OECD30カ国中第20位とのことだ。 1.日本の労働生産性(2005 年)は先進7 カ国で最下位、OECD 加盟30 カ国中第20 位。 2005 年の日本の労働生産性(就業者1 人当り付加価値)は、61,862 ドル(789 万円/購買力平価換算)でOECD 加盟30 カ国中第20 位、主要先進7 カ国では最下位(図1)。日本の労働生産性は昨年(2004 年/59,156 ドル)より2,706 ドル(4.5%)向上したものの、順位は昨年と変わらなかった。 第1 位はルクセンブルク(104,610 ドル/1,334 万円)、第2 位はノルウェー(97,275 ドル/1,240 万円)。米国の労働生産性を1 とすると日本は0.71。対米国比率は2000 年以降ほとんど変化が無い。
ゼミのお題は「週末婚」。 「しゅうまつこん」と聴いて「終末婚」という文字を思い浮かべた人もいた(臨終間際に永遠の愛を誓い合う男女・・・シュールだ)。 週日はばらばらに暮らして、週末だけいっしょに過ごす。 自分らしいライフスタイルは仮に配偶者であっても邪魔されたくないという欲求が見出したソリューションである。 なるほど。 発表した学生によると、週末婚実践者たちのブログをチェックすると、GW明けは男女問わず「配偶者と長くいたので、疲れた」という愚痴が書かれていたそうである。 疲れる理由は「自分のペースで生活できない」。「家事負担が増える」などなど。 要するに配偶者が「自分の生活」に関与してくるのをどのように抑止するかにみなさん心を砕かれているわけである。 そうですか。 でも、それなら結婚しなけりゃいいじゃないですか、とゼミの学生たちが一様に言う。 そうだね。 まあ、先方にもいろいろご事情という
カモノハシ 学名(Ornithorhynchus anatinus ) オーストラリアに生息する原始的な哺乳類。 体毛で覆われ、母乳を与えて子供を育てるところは哺乳類だが、 哺乳類には見られないアヒルなど鳥類のようなクチバシを持ち、 爬虫類や鳥類と同じく卵を産むという世界で最も奇妙な哺乳類だ! 日本、イギリス、アメリカ、オーストラリアの研究員ら約100人 でつくる国際チームが カモノハシのメスの遺伝子を調べたところによると カモノハシの遺伝子も 哺乳類、鳥類、爬虫類の遺伝子の寄せ集め的な 動物であることがわかったという! 5月8日asahi.com http://www.asahi.com/science/update/0509/TKY200805090094.html つまり、外面のみならず、内面的にも 「哺乳類+鳥類+爬虫類」という とことん変り種の とんでもないキメラ動物ということに
NECエレクトロニクスが、ありとあらゆる動画を高画質にする「超解像技術」を開発しました。 単純に画像拡大処理を行うだけでなく、画像のボケやエッジの粗さを改善するため、過去のビデオテープやDVDなどをハイビジョン液晶テレビで楽しめるようになるほか、ワンセグ放送をWVGA液晶を搭載した携帯電話などで高画質に視聴することが可能になるとのこと。 詳細は以下の通り。 応用分野 | 超解像技術のご紹介 | IPコア | セルベースIC | ASIC | 製品情報 | NECエレクトロニクス このページによると、今回NECエレクトロニクスが開発した「超解像技術」は、2006年にGIGAZINEで紹介した複数枚の画像を組み合わせることで、携帯電話のカメラでも高画質な写真撮影を可能にする従来の「超解像技術」をさらに発展させたもので、1枚のフレーム画像から超解像処理が可能になったほか、処理に必要なメモリ容量を
もうやめるはずだった地球シミュレータの「次世代機」が、なぜか約190億円で開発されることになった。これを一般競争入札で「落札」したのはNECだが、応札したのはNEC一社だけだった。1150億円ものプロジェクトを随意契約で3社に共同発注した京速計算機と同様、スーパーコンピュータがITゼネコンの食い物にされているのだ。 このような談合によって、ITゼネコンは目先の利益を得るかもしれないが、もはや考古学的な技術になったベクトルプロセッサに大量の開発要員・リソースを投入することによって「ガラパゴス化」がますます進み、日本のコンピュータ業界は世界から決定的に取り残されるだろう。グーグルもMSもIBMも、cloud computingに最大の資源を投入しているというのに・・・ おまけに、気候変動のシミュレーションという目的も疑問だ。伊藤・渡辺氏の批判しているように、地球シミュレータのやったシミュレ
私などはブログの世界にいるせいか「私塾のすすめ ここから創造が生まれる」(参照)を梅田望夫対談シリーズ第三弾として読んでしまいがちになるが、二、三度読み返して、本書は基本的には斎藤孝ワールドを広げる形で読まれるというのが現在の日本の読書界あるいは出版界の妥当な位置づけではないかと思えた。たぶんその意図は達成されるだろうし、広く好意的に受容される対談になっていると評価する。 うまく配慮が盛り込めないので失礼な言い方になるかもしれないが、対談の当初から斎藤孝はそういう構え(齋藤ワールドのまた一冊を作ること)でいたのだろう。多作の斎藤にしてみれば編集者から期待された著作群の拡張の一つだ。梅田もそこにビジネス的によく配慮し、齋藤の著作をよく学んでから対談に臨んでいる。 だから齋藤ワールド的な滑らかな対談の流れが想定されるはずなのだが、実際の対談は梅田の情熱の側に歪むというか引きつけられトーヌスが発
※5/12追記しました。 朝日新聞のサイトにて、本日面白い記事が掲載されました。 アキバかタテマチか http://mytown.asahi.com/ishikawa/news.php?k_id=18000000805110001 金沢のとある老舗ビルのオーナーの提案によって、オタク系のショップが集合し活況を呈しているという記事です。「タテマチ」とはこのビル(BELSEL・ベルセル)の所在地名(竪町)。 石川県のオタク系ショップ充実度については先月触れました。県人口は約117万人で35位と少なく、県庁所在地の金沢市で約45万人という典型的な地方都市ですが、同規模の県である秋田、山形、滋賀、宮崎、沖縄よりもショップ充実度は段違いに高いです。その理由の一つにこの記事が触れています。 >これまで男性向けファッションの店などが入っていた店内を一新、3月に15店舗で再オープンした。 以前は「タケオキ
2008-05-03 ■硫化水素自殺大流行に火をつけたのは「みのもんたの朝ズバッ!」だった!! まだそれほど知られていなかった3月18日に、トイレ用洗剤と入浴剤の映像を映し、詳しいことはインターネットを見れば調べられると報道!!! その後、一気に激増。 「朝ズバッ!」の絵に描いたようなマッチポンプ そこまで流せばネットで調べるまでもない… 硫化水素自殺の報道、配慮を=予防学会が緊急アピール 時事ドットコム 家庭用洗剤などを使って有毒な硫化水素を発生させる自殺が相次いでいることを受け、医師や臨床心理士などでつくる日本自殺予防学会は18日、他の自殺を誘発しないよう報道に配慮を求める緊急アピールを出した。 硫化水素による自殺はインターネットなどを通じて広まり、今年に入って全国で相次ぎ、家族や近所の人が巻き添えになるケースも出ている。 「自殺を予防する自殺事例報道のあり方について」のWHO勧告
⇒ブログを辞めた理由 個人ブログって評価できる物(事・人)が前提にないと流行らないと思うのですよ。 アクセス数の少ない日記ブログなんかはローカルで管理したほうが精神的に楽。建前だけの日記はmixiに書くべき。 アクセス数というのは、一般に思われているよりとても不思議な現象みたいだ。 こういうとなんだけど、基本的にブログというかネットというのは、無料クレクレの世界で、というか、社会というのはカネで動く(サービスと対価)なので、無料だけど有料の価値のある情報の、いわばコスト差のマーケット性でアクセス数が決まる。 その経済学で言えば、アフィリエイトはそこでバランスする。もっともマーケットの細分化によってはそうでもないけど。 で。 これはちょっと言うと誤解されるかもだけど、アクセス数の短期変動はネタ性にあって、長期変動は個性にありそう。 で、短期変動のネタ性に、書き手が巻き込まれると、そう長くはも
ラスカルの備忘録〜小田嶋隆「大日本観察」(週刊ビジスタニュース)より 引用文中の引用警察庁のまとめによれば、高齢者の刑法犯検挙人員が昨年までの10年間で3.6倍に急増している――のだそうだ。が、続報は無い。新聞は、警察発表をリークしてそれでおしまい。どうやら、一歩踏み込んだ分析記事を提供しようという気持ちは持っていないようだ。結局、テレビは、マジョリティのメディアで、要するに、主たる視聴者層である宅内老人の皆さんにアピールしないタイプのニュースについては、あんまり熱心に報道しない、と、そういうことなのか? もっと深読みすれば、テレビをはじめとするマスメディアは、最大の顧客である団塊の世代に対して、これまで、数十年にわたって、一貫して媚びを売り続けてきたのである。今後は、「団塊の世代」が退職し、高齢者の数はさらに大きくなる。「多数者の専政」のような事態が、さらに深刻化することが懸念される。
先日発売した『わしズム』にて、小林よしのりさん、宮台真司さん、富岡幸一郎さんとの座談会「終わりなき『プロパガンダ戦争』の時代」が掲載されています。 わしズム 2008年 2/29号 [雑誌] 出版社/メーカー: 小学館発売日: 2008/01/30メディア: 雑誌 クリック: 10回この商品を含むブログ (3件) を見る 今回はメディアとデマの関係について語るというテーマとのことだったので、どのようなデマについて話したいかというメールをあらかじめ編集者の方からいただいた際、いくつかの候補の中に「少年犯罪の急増」を入れたところ、当日は小林さんから触れていただけました。そこでの発言について、一部簡単に補足。 小林 わしなんか、たとえば少年犯罪の件数についても、テレビ報道の影響で増えているという印象を持ってたのよ。でも、実は減っているわけでしょ? ラジオしかなかった時代はもっと事件が起きていたの
確定拠出年金 確定拠出年金は、私的年金の一つで、一定額の掛け金を毎月積み立て、加入者が自分で運用商品や方法を決定し、その運用成果が自分の年金原資となる税制優遇が講じられた年金制度です。積立金は、個人別に管理され、いつでも積立状況や運用状況を確認することができます。 確定拠出年金には、掛け金を企業が負担する企業型確定拠出年金と個人が負担する個人型確定拠出年金(愛称:iDeCo)があります。2021年3月末現在、企業型は約38,000社が実施し、約750万人以上が加入しています。また、個人型確定拠出年金の加入者数は2021年3月末現在、約190万人です。2017年1月に、個人型確定拠出年金の加入要件が緩和され、基本的に60歳未満であれば誰でも加入できるようになったことから、今後も、個人型確定拠出年金の加入者が拡大することが期待されています。 確定拠出年金の基本では、加入に必要な情報をわかりやす
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