仮想通貨とブロックチェーンにリヒテンシュタインが魅力的な理由 | Forbes JAPAN 公式サイト（フォーブス ジャパン）

確かに面積で言えば、ニューヨークのブルックリンより小さい国かもしれない。だが、その欧州の小国リヒテンシュタイン公国は、かなり大きなことに取り組んでいる。 スイス・アルプスとオーストリアに挟まれたリヒテンシュタインは、人口およそ4万人、病院は1か所だけという小国中の小国だ。ただ、従来からの税率の低さを理由に多数の金融機関が進出しており、登記された法人数は人口を上回る。 同国のアロイス皇太子は仮想通貨ビジネスのコミュニティーに対し、リヒテンシュタインこそがこのビジネスの中心になるべき場所だとのメッセージを発信し続けてきた。そして、皇太子の働き掛けは、功を奏し始めている。 公国からの招待 2013年にはイーサリアムの開発に深く関わっていたヤニスラフ・マラホフは現在、リヒテンシュタインを拠点にブロックチェーン「エタニティ」の開発を進めている。マラホフは、エタニティは低コストでのスマートコントラクト