アップルが「反グーグル」を鮮明にしたカナダ都市計画の現場 | Forbes JAPAN 公式サイト（フォーブス ジャパン）

テック業界の巨大企業にとって近年、ユーザーのプライバシーの保護は最重要課題になった。そんな中、アップルはユーザーの個人データをマネタイズに利用しない姿勢を鮮明にし、グーグルやフェイスブックに差をつけようとしている。 今年1月の米ラスベガスの家電見本市「CES」を控え、アップルは「あなたのiPhoneのデータは、その端末の中だけに保持される」と屋外広告で述べ、そのスタンスを強調した。 アップルは今、さらにもう一歩踏み込んだメッセージで、グーグルと距離を置こうとしている。そのメッセージというのは、グーグルの関連企業の「サイドウォーク・ラボ」が、カナダのトロントで進めるスマートシティプロジェクトの隣に掲示されたものだ。 アップルの屋外広告にはiPhoneのイラストが描かれ、「私たちはあなた達のビジネスと距離を置く」とのメッセージが添えられている。ここでいう“あなた”とはグーグルのサイドウォーク・