新年度「コロナ明けうつ」に要注意…思いがけず「重症化」しかねない恐怖（週刊現代） @moneygendai

新型コロナウイルス対策が緩和され、街にも再び活気が戻ってきた。でも、なんとなく気分が落ち込む—。単なる気のせいだと片付けてはいけない。それは「コロナ明けうつ」の症状かもしれない。前編記事『「コロナ明けうつ」が怖すぎる…新年度いきなり「メンタル崩壊」しかねない理由』に引き続き、その実態をレポートする。 親の介護も重なって重症化 平日の不眠と週末の過眠は、「ソーシャル・ジェットラグ（社会的時差ぼけ）」と呼ばれ、コロナ明けうつの典型的な症状の一つだ。習慣化してしまうと、昼間の眠気が強くなって頭の働きが鈍くなり、仕事のパフォーマンスが低下する。 その結果、失敗をしてしまい、強烈な自己嫌悪と、二度と失敗できないという緊張と不安に苛まれ、どんどん精神的に追い込まれていく悪循環に陥ってしまう。 勤務形態の変化が家族の問題と重なり、コロナ明けうつになったケースもある。広告会社で働く宮原幸佑さん（仮名・52