映画『さよならテレビ』からテレビ報道の「構造的な問題」を読み解く（奥村 信幸） @gendai_biz

遅ればせながら、映画『さよならテレビ』を見た。ドキュメンタリー論などとしては、すでに多くの方が話題にしているようなので、ニュースの制作過程とか、メディアビジネスの切り口から分析を試みたい。 この作品の制作動機や、結局何が明らかになったのかという問題はさておき、ニュースの制作現場の実態がつまびらかにされたという意味だけでも、資料的な価値が大きい映画である。 これまで、テレビ局や新聞社の内幕を題材にしたドラマは数多くあったので、一般の読者もオフィスの雰囲気など表面的なことは知っているはずだ。しかし本作では、断片的ではあるが、マスコミの中で働く人が実際にどのように仕事をしているのか、登場するスタッフたちが話す内容の端々から、知られざる実態や問題意識をうかがい知ることができる。 切り取られたシーンの背景にある問題を、ニュースの消費者にも理解してもらい、ニュースメディアの未来をみんなで考えていくこと

[marilyn-yasu]

事実を元にした再現ドラマなら良い。ノンフィクションなら良い。ノンフィクションを謳いながら監督の思想をエッセンスしたフィクションドラマはクソ。そら奥村さんも怒るわ。

[sarutoru]

>これら2つの根本的問題については正直に説明して欲しかったと

[kissenger8]

おお、逆に見たくなってきた。阿武野・土方コンビの作品群、この記事で指摘されたような目で見られたことはないのかもしれん。

[maeda_a]

「ノンフィクションとしての信頼が揺らぐ」「致命的な利益相反のおそれ」"本作がドキュメンタリーとして価値あるものだからこそ、これら2つの根本的問題については正直に説明して欲しかったと残念に思っている"