安易な「ポンチ絵」が、真っ当な政策を妨げる可能性について（川口 大司） @gendai_biz

組織の風通しをよくする 適正な予算配分を達成するという本来の目的以外にもEBPMの定着が望まれる理由は様々あるが、組織の風通しを良くし、優秀な人材を公共セクターに引き付けるためにも重要だ。経験が不足する若手がベテランに物申せる数少ない機会がデータ分析に基づく発言だろうから、そのような機会があることは組織の風通しを良くすることにつながるだろう。 たしかに、複雑な目的関数を持つ公共セクターにおいては、データ分析にだけ基づいた若手の頭でっかちな提案を、経験豊富なベテランが却下することは頻繁に起こるかもしれない。しかし、少なくとも提案の機会があることは筋が通った仕事がしたいと思う良心的な若手を組織にとどめるのに役に立つはずだし、ベテランもよい提案だと説得されれば取り入れればよい。 また、優秀な若手の将来キャリアは公共セクターの中だけで閉じているわけではない。雇用の流動化が進む中でその傾向はより鮮明

[remcat]

#EBPM について。だめだこりゃ >適正な予算配分を達成するという本来の目的

[kotobanoniwa]

“複雑な目的関数を持つ公共セクター”、EBPMへの引っ掛かりはココ。引きこもり支援＝氷河期正規化ではない、という近藤絢子氏の研究をアリバイ的に挙げてはいるものの、公的セクターと営利企業との最大の違いでは。