「学問的な批判」は、いかにして「誹謗中傷」「いじめ」に堕すか？ 研究者たちの経験から見えること（ベンジャミン・クリッツァー） @gendai_biz

「学問の自由」と「社会正義」の衝突 2020年8月、筆者は、世界的に有名な言語学者・認知科学者であるスティーブン・ピンカーに対して、彼をアメリカ言語学会の要職の立場から除名することを請願する公開書簡が発表された事件について紹介する記事、およびその背景にある「キャンセル・カルチャー」について解説する記事を本サイトに寄稿した（〈「世界的知性」スティーブン・ピンカーが、米国「リベラル」から嫌われる理由〉、〈一つの「失言」で発言の場を奪われる…「キャンセルカルチャー」の危うい実態〉）。 「キャンセル・カルチャー」とはさまざまな意味合いを含む曖昧な言葉であるが、上述の記事では「著名人の過去の言動やSNSの投稿を掘りかえして批判を行い、本人に謝罪を求めたり地位や権威を剥奪するように本人の所属機関に要求したりするような振る舞い」と定義している。当時、「キャンセル・カルチャー」という言葉は本邦ではまだ一般

[sadamasato]

相変わらずの雑な「キャンセルカルチャー」批判。何が問題視されているのかも分からず、ただ「キャンセルカルチャー」と叫べば批判者の口を塞げると思っている辺りに、筆者の知性の低さがよく分かる。

[Outfielder]

「『ガリレオの中指』のなかでは「反差別」や「弱者の保護」を旗として掲げる活動家たちが個人に対する名誉毀損や脅迫を行う事例がいくつも示されている」日本のあの事例もそのうちこうやって全世界に紹介されるの？

[tikani_nemuru_M]

これは興味深いルポルタージュかも。社会生物学論争については何冊か読んだし、現在進行中のトランスジェンダー関連についてもクチバシつっこんでるし。社会生物学論争とトランス関連の類似性は感じてるんだよな。

[koo-sokzeshky]

捏造や中傷の問題視には賛成だけど、このタイトルはそれだけでなく、学問の信頼性との対比なのかな？ とすると並列で、一部活動家の学問不信は一部の人による科学主義的な攻撃も一因なのでは、という点も気になる。

[shikkokusai]

糾弾・つるしあげ・公開処刑｡｡｡

[yuimoke]

"「反差別」や「弱者の保護」を旗として掲げる活動家たちが個人に対する名誉毀損や脅迫を行う事例" この実例みたいなのがチラホラ見えるなぁ…。記事で紹介されてるの、あちこちで見聞きする批判で説得力がある

[yujimi-daifuku-2222]

自分が気に入らない人間を貶め、攻撃する為にデマを吹聴して社会的信用を低下させるのは悪質な犯罪そのものであって。/その人が普段から差別に反対する｢良い人｣であるなら尚の事、その行為と心性の邪悪さが際立つ

[nuara]

カガクを背負って物言う人の、傲慢さが鼻につく事は良くある。まだまだ未知の領域は大きいのに、どうしてそんなに偉そうに人を見下せるんだ、と思う。

[WildWideWeb]

自分の言葉には殺傷力があるとの自覚からこれまでは素人には向けなかったのに素人の「学問もどき」の言説が世間に影響をもたらすのが座視できず、遂に「恥を知れ」と言ってしまった苛立ちは理解しているつもりです。

[agrisearch]

「キャンセル・カルチャー」

[yatimasan]

学問（科学）は現実を分類してラベルをつける行為であって、差別と隣接してる。ゆえに科学では分類と価値判断を切り離すことに心を砕くんだけども、分類しただけで差別扱いは科学の否定ですね

[myogab]

著書タイトルの意味が「科学を棍棒に大衆煽動して権威に楯突いた男の自業自得な結末」と読めるのだけど、…そういう内容になっているのかな？

[wuzuki]

論点が多岐にわたっている。「批判」がエスカレートして「いじめ」になる問題と、センシティブな問題や研究結果に言及することが「差別」とされ排斥に繋がること、そしてトランスジェンダーにまつわる問題。

[DavitRice]

アリス・ドレガーの著作『ガリレオの中指』の書評記事が掲載されました。トランスジェンダーや人類学・生物学に関する学問の世界におけるキャンセル・カルチャーの事例を扱った、ルポタージュ的な著作です。

[lcwin]

「棒」について。ガリレオの中指というタイトルは面白い。