米テキサス銃乱射事件、犠牲者は私だったかもしれない：朝日新聞GLOBE＋

米国とメキシコの国境で、インタビューをするエディー・マルティネス助手＝2019年8月6日午前11時34分、米テキサス州エルパソ、藤原学思撮影 エルパソの銃乱射事件 8月3日午前、メキシコと国境を接する米南部テキサス州エルパソのスーパー「ウォルマート」で銃が乱射され、22人が死亡、25人が負傷した。地元警察は、同州ダラス近郊に住む白人のパトリック・クルシウス容疑者（21）を一級殺人の疑いで逮捕した。米メディアによると、クルシウス容疑者は逮捕時に「メキシコ人を狙った」と供述したという。 エルパソは人口68万人の約8割がヒスパニック系。事件のあった店は国境の検問所から車で5分の位置にあり、多くのメキシコ人が買い物にくることで知られていた。亡くなった犠牲者のうち、少なくとも7人はメキシコ国籍だった。 38度の炎天下、私と同じ名字のルセロ・マルティネスさん（43）は声を震わせた。事件のあったウォルマ

[mmsuzuki]

“献花場所から10メートルほどのところにある飲食店「フーターズ」に入った／無音のテレビは事件についてのニュースを流す。露出の多いオレンジ色のタンクトップ姿の接客係の女性は笑顔で客とハグをする”