有森裕子 「中距離」最強走者を競う！ 次々に生まれる新しい陸上大会のカタチ

種目を絞ることでコアなファンを引き付け、盛り上げられる ご存じの通り、陸上競技は種目数が多く、広い競技場のさまざまなエリアで、100m走、砲丸投げ、棒高跳びなどが同時進行で行われています。そのため、どこで何をやっているのかが分かりにくく、競技場にいる観客が一体となって応援することが難しいという悩みがあります。 もちろん、日本選手権など、世界の大きな大会につながる選考会の場合は、トラックもフィールドも一緒に実施してもいいと思いますが、MDCの盛り上がりを見ていると、トラック種目はトラック種目だけの大会、フィールド種目はフィールド種目だけの大会、あるいは短距離特化型、中長距離特化型、競歩特化型といった、種目ごとに特化した大会を開催してもいいのかなと思えます。「投げる」「飛ぶ」というカテゴリー分けでもいいかもしれません。 種目を絞るとそれだけ競技時間が短くなりますが、その分、市民アスリートはもち

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“米国には「1マイル競走」という人気のレースがあり、各地で開催されています。特にニューヨーク5番街の1マイル（1609.344m）の公道を猛ダッシュで走る「Fifth Avenue Mile」は有名で、非常に盛り上がります”