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貨幣への超過需要か、節約のパラドックスか? - himaginary’s diary
表題の論争が米加ブロゴスフィアで巻き起こっている。 きっかけは、デビッド・ベックワースが、節約のパ... 表題の論争が米加ブロゴスフィアで巻き起こっている。 きっかけは、デビッド・ベックワースが、節約のパラドックスとは貨幣への超過需要の表れに過ぎない、と書いたことにある*1。これにデロングが以下のように噛み付いた。 交換媒体としての貨幣への超過需要ならば、他の資産の利回りはむしろ上がっているはず(∵超過需要を生み出している貨幣の魅力に対し、他の資産は高い利回りで対抗するしかない)。然るに、国債などの安全資産の利回りはむしろ下がっている。 交換媒体としての貨幣の超過需要に対応して貨幣の供給を増やせばよい、とベックワースは言うが、FRBはどのように貨幣供給を増やせば良いというのか? 通常の公開市場操作を手段として用いるならば、国債を買い入れて貨幣を供給する、ということになる。しかし、ゼロ金利下では国債と貨幣はほぼ等価物になっているので、このオペレーションは意味が無い。民間が従来国債の形で貯蓄してい
2011/12/10 リンク