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【連載】『家めしこそ、最高のごちそうである。』 第3回:1970年代の外食は、化学物質とまがい物の時代だった! - HONZ
稀代のジャーナリストが語る、家庭料理の極意。「家めし」の美味しさを追求していったら、答えはシンプ... 稀代のジャーナリストが語る、家庭料理の極意。「家めし」の美味しさを追求していったら、答えはシンプルなものへと辿り着いた。第3回は、1970年代の外食を振り返ります。 1970年代は私はまだ10代で田舎に住んでいたので、東京の大人が行くようなハイブローな店はまったく知りません。たまの週末、家族での外食というと、いまでいうカフェレストランのような喫茶店風洋食屋が多かったように覚えています。単なる豚肉のショウガ焼きが「ポークジンジャー」なんていうハイカラな名前で供されていて、ナイフとフォークで見よう見まねで肉を切り、フォークの背にご飯をのっけて口に運んだりしていました。ショウガ焼きというと古くさいので、それをカタカナで言い換えてお洒落な食べ物のふりをさせていただけなんですね。そういうチープで涙ぐましい時代だったのです。 ピッツァなんて洒落たことばは存在せず、宅配ピザもありませんでした。日本で最初
2014/02/22 リンク