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孤独なバッタが群れるとき。読了。 - 未来のいつか/hyoshiokの日記
凄い本を読んだ。バッタの研究家の前野ウルド浩太郎著。 バッタという昆虫は時として大量発生して草とい... 凄い本を読んだ。バッタの研究家の前野ウルド浩太郎著。 バッタという昆虫は時として大量発生して草という草すべてを食い荒らしどこかに去って行く。害虫である。そのバッタの生態を研究している前野が「サバクトビバッタの相変異と大発生」という副題の本を書いた。 昆虫好きの少年が昆虫の研究者になってバッタの生態を研究している、その成果について書いた本だと言ってしまえばそれだけなのだけど、なんだろう、このパッションはという熱さを感じさせる変な本だ。 あれは、小学生の頃に読んだ子供向けの科学雑誌の記事だった。外国でバッタが大発生し、それを見学するために観光ツアーが組まれたそうだ。女性がそのツアーに参加したところ、その人は緑色の服を着ていたため、バッタに群がられ、服を食べられてしまったそうだ。私はこのとき、緑色というだけでみさかいなく群れで襲ってくるバッタの貪欲さに恐怖を覚えたとともに、ある感情が芽生えた。
2014/01/07 リンク