安心と信頼 - オハイオでの大学院生活

今日は外が雨だったので、またもや家に引きこもる。午前中は洗濯をして、午後は「安心社会から信頼社会へ」を読み始めた。1999年発行なので、今更という気もする。しかし、まだ最初の方しか読んでいないんだけど、面白い。ここではアメリカ人のほうが日本人より他人を信頼する傾向にあると書かれている。 実験結果（もしくは解釈）： ・アンケートで、より多くのアメリカ人が「大抵の人は信頼できる」と答えた。 ・アンケートで、より多くのアメリカ人が「他人は自分を利用しようとしてはいない」と答えた。 ・アメリカ人の方が「一般信頼尺度」が高かった（つまり寄付実験において寄付金が多かった）。 ・非協力者を罰する「制裁」が存在する場合、存在しない場合に比べて、寄付額の増加率が日本人の方が多かった（同じく寄付実験に基づく）。 ・日本人の方が作業成績の悪い人と同じ報酬を受け取ることを「腹に据えかねた」人が多かった（問題を協力

[icloud]

アメリカ人は多分信頼を裏切る人は「hostile」だと明確に線引きするから、仲間認定を受ければ蜂蜜のるつぼ。日本は、明確に敵だと糾弾することに恥じらう傾向があるから、曖昧な関わりが多い。