記者クラブというバリアー : 池田信夫 blog

2010年07月16日00:07 カテゴリメディア 記者クラブというバリアー きのうの田原総一朗さんとの対談は、「メディアと政治」というテーマだった。実は私も事前に一つネタを仕込んでいたのだが、田原さんが同じ話を始めたので驚いた。それは、選挙前は朝日から産経まで消費税増税に賛成だったのに、なぜ選挙が終わったら一斉に「消費税が民主党の敗因だ」という話になるのか、ということだ。 田原さんは、これを平河町クラブのエリートと不況に苦しむ地方の差ととらえたが、私は全国紙の社説とワイドショーとの差だと思う。インテリは「欧米では間接税は20％ぐらいになってるんだからしょうがないだろう」と思うが、夕刊紙では「役人が無駄づかいしているくせに増税はけしからん」といった話が圧倒的に多かった。そして国民の多数派は、後者なのである。 ところが首相官邸にいる政治家には、こうした客観情勢が伝わらない。もちろんメディアは

[HideAutumn]

その通り。

[yukidarumays]

”国民と政治家の認知ギャップの原因になっているのが、政治家を取り巻く記者クラブというバリアーなのである”――「我々が国を動かしている」という大いなる誤謬がサラリーマン記者には横溢しているのだろうな。

[daniel1983]

記者クラブの「世論」というのは、特殊な高給サラリーマンの意見

[bokunaru]

昨日のUst、もう一度見直す。

[Desperado]

この方はちゃんと新聞読んでるんでしょうかね。消費税それ自体が敗因と分析してる社なんてないし、世論調査でも6割近く将来の増税を容認してる。もういい加減黙って下さい。

[vid]

第四の権力の意味が変わってきそうだなぁ。

[hiroomi]

常識で情勢判断を誤る。情報管理を記者クラブに丸投げしているから、自前の報道官もいない。

[georgew]

国民と政治家の認知ギャップの原因になっているのが、政治家を取り巻く記者クラブというバリアー > アウトプットのみならず、政治が世論情報のインプットを記者クラブに依存しているという不健全な構図。

[katow]

世代間ギャップ以外にも東京～地方ギャップ、メディアと国民のギャップが参院選のトホホ話から読み取れるらしい