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緊急輸入では焼け石に水、バター不足解消には構造的変革が必要 酪農家も牛も減っている | JBpress (ジェイビープレス)
バター不足が深刻化している。スーパーでは品薄状態が続き、「お一人様一点限り」としながらも、入荷す... バター不足が深刻化している。スーパーでは品薄状態が続き、「お一人様一点限り」としながらも、入荷するとすぐ売り切れてしまう状況だ。政府はバター不足解消のために海外から緊急輸入したが、店頭でのバター不足は改善していない。バター不足の背景を探りつつ、今後の対応策について考えてみたい。 生乳使用製品の中でバターの生産減少が顕著 深刻なバター不足になってしまったのは、酪農家の廃業が相次ぎ、国内で飼育している乳牛頭数が減ってしまったこと、2013年の猛暑の影響で乳牛の多くが乳房炎にかかってしまい、生乳(せいにゅう:搾ったままの牛の乳)の生産量が減少したことなどが原因である。 農林水産省の「最近の牛乳乳製品をめぐる情勢について」によると、乳用牛を飼育する酪農家数は、2014年は前年比4.1%の減少。原料の生乳を生産するためのコストも、配合飼料などが上昇したため高騰傾向にあるという。 生乳の生産量は199
2015/02/08 リンク