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脚本家の実名が伏せられた名作が現代に鳴らす警鐘 最新映画が語る映画事情~政治、思想篇 | JBpress (ジェイビープレス)
『ローマの休日』(1953)『黒い牡牛』(1956)『戦場にかける橋』(1957)『手錠のまゝの脱獄』(1958... 『ローマの休日』(1953)『黒い牡牛』(1956)『戦場にかける橋』(1957)『手錠のまゝの脱獄』(1958)『拳銃の報酬』(1959)・・・。 どれもが1950年代を代表する名作。しかし、そのオリジナルフィルムのタイトルバックには本来あるべき映画人の名前がなかった。 赤狩りの嵐吹き荒れるハリウッドで、1950年代、仕事を追われた脚本家が、その名を隠し、生き抜く姿を描く『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』(2015)が、現在劇場公開中である。 「1930年代、大恐慌に苦しみ、ファシズムが台頭するなか、多くの米国人が共産党に入党した。ソ連とともに第2次世界大戦を戦うようになると、党員はさらに増加、1943年、脚本家ダルトン・トランボもメンバーとなった。しかし、冷戦時代が訪れ、米国の共産主義者に疑いの目が向けられることになる」 ハリウッド・テンと呼ばれた人々 そんな字幕から始まるこの映
2016/08/09 リンク