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コラム:日欧EPAの「不幸な運命」
[ロンドン 17日 ロイター BREAKINGVIEWS] - 象徴的な意義というものはしばしば、シビアな「金の... [ロンドン 17日 ロイター BREAKINGVIEWS] - 象徴的な意義というものはしばしば、シビアな「金の威力」の前には存在がかすんでしまう。それこそが、日本と欧州連合(EU)が17日署名した経済連携協定(EPA)が持つ不幸な運命だ。 日欧EPAは世界各国の合計国内総生産(GDP)の約3割を占め、世界最大の自由貿易圏を生み出す。貿易障壁は上げるだけでなく、下げることもできるのだという好ましい見本でもある。しかしその恩恵となると、トランプ米大統領が今後発動する恐れがある輸入自動車向けなどの関税がもたらす打撃に比べれば、ほんのわずかでしかない。 日欧EPAに署名した各国がメリットを強調したがるのは、貿易摩擦激化が輸出と世界のサプライチェーンを破綻させかねないと企業が懸念している時期だけに、良く分かる話だ。 同EPAが完全に発効すれば、チーズやワインといったEUの日本向け輸出品の関税はおよ
2018/07/18 リンク