三菱電機、スマートグリッドの実験設備を自社内に構築へ | Reuters

［東京 １７日 ロイター］ 三菱電機6503.Tは１７日、２０１０―２０１１年度の２年間で約７０億円を投じて、次世代送電網（スマートグリッド）の実証実験設備を自社内に構築すると発表した。 同社の兵庫県、和歌山県、神奈川県の３拠点に、太陽光発電システムをはじめとするスマートグリッドの関連システムを導入し、１０年度中から実験を開始する。１１年度に本格的な実証実験に入って、関連技術を早期に確立するのがねらい。事業化は１３年頃を想定しているという。 三菱電機は、太陽光発電システムや発電所設備、配電設備や電子メーターのほか、省エネ機器を含め、スマートグリッドを構成する製品をすでに取り扱っているが、既存製品群の単体販売にとどまらず、系統システム全体の開発力を上げて事業化につなげる。 記者会見した山西健一郎社長は、今後のスマートグリッドの事業展開について「機器単体だけではなく、電力安定化の制御システムを