東電、計画停電は6月初頭まで原則不実施

４月８日、東京電力は今後は計画停電を原則実施しないとの方針を発表。写真は都内の東電本店で５日撮影（２０１１年 ロイター/Yuriko Nakao） ［東京 ８日 ロイター］ 東京電力9501.Tは８日、今後は計画停電を原則実施しないとの方針を発表した。不実施の期間は６月初頭までが当分のめど。政府が同日発表した「電力需給対策」で企業や個人の需要抑制策により、電力需要が増える夏季においても計画停電を実施しない原則の継続を目指す。 東日本大震災に伴う原子力と火力の各発電所が被災したことで、東電は３月１４日から計画停電を実施。企業や個人の節電協力の浸透で、需給バランスが改善し、４月９日から６月３日までの最大電力を上回る供給力を確保できる見通しとなった。ただ、突然の気象の変化などで計画停電をこの間実施する可能性は「皆無ではない」（藤本孝副社長）としている。 今後は、５００キロワット以上の大口需要家を