〔日本国債格下げ〕市場に「覚悟」、円安・債券安とも短時間で一服

for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up ［東京 ２７日 ロイター］ ２７日夕方の東京市場は、Ｓ＆Ｐが日本国債格下げを発表した直後、円安と円債安が進んだが、短時間で動きも小幅だった。タイミングにやや意外感はあったが、日本の財政事情は広く知られており、マーケットはある種の覚悟を持って受け止めたためだ。 今回、Ｓ＆Ｐが格下げを決めた理由の一つは国内政治への不信だ。ねじれ国会が続くなかで予算案などがスムーズに通るか疑問視している。「民主党政権は債務問題に対する一貫した戦略が欠けている」と指摘されるなかで、市場は今回の格下げが警鐘となり、菅政権が財政再建に本腰を入れるかどうかを注目している。 専門家の見方は以下の通り。 ●日本財政規律に警鐘を鳴らす役割 ＜

[k-takahashi]

『「民主党政権は債務問題に対する一貫した戦略が欠けている」と指摘されるなかで、市場は今回の格下げが警鐘となり、菅政権が財政再建に本腰を入れるかどうかを注目』　変な方向に進まなきゃいいが。