コラム：マクロデータで分からない米国の「消費格差」

第２・四半期国内総生産（ＧＤＰ）速報値は前期比年率０．９％減となり、景気が減速していることを物語っている。一方別のデータは底堅さを示しており、恐らく長期的で幅広い経済の落ち込みだと正式に認定される事態はぎりぎり避けられるだろう。しかし経済をミクロレベルまで掘り下げてみれば、富裕層による「大盤振る舞い」の裏に、低所得層が直面する非常に厳しい状況が隠れていることが分かる。 米経済全体が２期連続のマイナス成長を記録した中で、消費関連ではマイナスとプラスの双方の要素が見て取れる。企業が抱える最終製品と原材料の在庫は前年比で縮小し、成長率を２ポイント押し下げた。半面、旅行などのサービス支出は４．１％増加。富裕層の寄与を通じてこうした支出活動は新型コロナウイルスのパンデミック発生前の水準に近づいてきた。

[XFKDX]

“経済をミクロレベルまで掘り下げてみれば、富裕層による「大盤振る舞い」の裏に、低所得層が直面する非常に厳しい状況が隠れていることが分かる”

[diet55]

「富裕層の役割が突出して大きい」「年間所得20万ドル以上とされる上位10％の所得階層は、実に個人消費に占める比率が約50％に上る。この比率は、年間所得3万ドル未満の下位20％の所得階層では10％に届かず」

[zu2]

“もっとも米経済における富裕層の役割が突出して大きいことで、全体像が歪められている。国勢調査局の区分で年間所得２０万ドル以上とされる上位１０％の所得階層は、実に個人消費に占める比率が約５０％に上る”

[lacucaracha]

アメリカって一ヶ月330ドルで程々の食事が食えるの…？

[aa_R_waiwai]

『ルイ・ヴィトンの小さな財布の価格３３００ドルは〜〜「ほどほどの」消費習慣を持つ成人１人による１０カ月分の食費』　1日だと約1500円だけど、SNSでばら撒かれる景気の良い米国の「ほどほど」話とは程遠いな。

[tohshindainokawaisa]

"米経済の構造では、所得階層の底辺が最も脆弱に見えるのが今の状況"

[maturi]

米経済における富裕層の役割が突出して大きい。年間所得＄20万以上/上位10％の所得階層は、個人消費に占める比率が50％。＄3万未満下位20％の所得階層では10％に届かず、ほとんどの支出は住宅や食料といった必需品