〔株式マーケットアイ〕日経平均・日足は「陽の陽はらみ」を形成、調整入りを警戒

日経平均の日足は上ヒゲを伴う「小陽線」。安値で寄り付き、陽線を描いたが、前日の高値１万１４４５円４６銭を抜けず、前日の足との組み合わせでは「陽の陽はらみ」となった。高値圏での「陽の陽はらみ」は上昇力に乏しい証拠で天井圏を暗示しており、翌日にかぶせ線や寄せ線が出ると一段と警戒感が強まる。下値サポートラインである５日移動平均線（１万１３０２円５５銭＝１９日）は引き続き上回っているが、東証１部の売買代金、出来高ともに今年最低と市場エネルギーは低下傾向にあり、調整入りが懸念される。 新興株式市場は上昇。日経ジャスダック平均が続伸、東証マザーズ指数が反発。ジャスダックの売買代金は６７５億円。ガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765.OS>が昨年来高値を更新。政府が農業競争力強化を重視する姿勢を示したことから、カネコ種苗<1376.OS>やベルグアース<1383.OS>といった農業関連銘柄が