対米外国投資委員会、Ａ１２３<AONEQ.PK>の中国企業への売却承認

［２９日 ロイター］ 対米外国投資委員会は、経営破綻した米リチウムイオン電池メーカー、Ａ１２３システムズAONEQ.PKについて、中国自動車部品最大手の万向集団の米子会社に売却することを承認した。 万向集団が声明を発表した。２８日遅い時間に認可が下ったという。 万向集団の米子会社は、先月行われたＡ１２３の資産売却入札で、米ジョンソン・コントロールズJCI.Nに勝利。Ａ１２３の自動車用バッテリー事業と関連資産を２億５７００万ドルで取得することで合意した。 万向集団の米子会社のピン・ニ社長は声明で「Ａ１２３が開発してきた技術を一段と発展させることを楽しみにしている」と述べている。 Ａ１２３は米政府の助成金を受けていたため、米議員の間では、公的資金で開発した技術を中国企業に移管することへの抵抗感も強かった。