２０２０．０７．０３ | 篠田真由美お仕事日誌

ツイッターを見てる人はすでにご存じかと思うが、角川からの依頼でキャラ文庫向けに書き下ろしていた『はこだて櫻珈琲舎』が、出せなくなったという連絡が来た。受信メールボックスを開いて、担当との遣り取りをたどったので、日付を付け加えてもう少し細かく事実関係を書いておく。 角川で自分が出した本の内、函館を舞台にした『閉ざされて』の文庫がややよく売れたので、また函館を舞台にして書かないかといわれた。他にも喫茶店、猫といった要素をいわれたが、自分的にはあまりにも「柳の下の泥鰌、それも何匹目？」という感じで、最初はなかなか気が乗らなかった。それでも編集者からいわれたのでない要素を加えて、物語を構成していった。 メールをたどると最初の打ち合わせが２０１９年３月２０日、東京で。それからメールの遣り取りが４月中に複数回あって、５月９日に当方の仕事場へ来訪。他の仕事をしながらメールで遣り取りし、１０月１日に一週間

[whkr]

推理作家協会が本当にこういうトラブルの窓口になっているなら、ギルドとして機能してるな。

[nankichi]

こういうのは「角川」のページランクで上に上がってくるようになるといいんだが

[lady_joker]

出版業界は本当に狂ってるからね。依頼して書かせて直させて直させて、気に入らなかったら全ボツで一円も払わない。富の源泉であるクリエイターを蠱毒の虫みたいに扱うんだからそりゃ滅びますわな

[septoot]

幻冬舎　見城徹の出身を辿ると角川なのだが、そういう文化が引き継がれたのか

[sirobu]

篠田さんみたいな昔からの作家ですらこういう目に合うとかヤクザな業界だよなあ

[ryuzi_kambe]

ついでに篠田麻里子様は最近どんなお仕事をしているのか気になってしまった

[ryokusai]

「５月２８日に改稿の感想と、しばしの猶予を求めるメールが届き、７月１日に「出せません」である。」改稿までさせた段階で「出せません」つてのは酷い話よな。なら早ければ良かつたのかつて話でもないけど。

[marmot1123]

うーん、そこら辺ちゃんとしていかないと今後成立していかなくなると思うのだが……

[password1234]

こういうときに交渉力のある大御所が契約書を結ぶ風潮を作り出せると良いんだけど、あまりそういうことをする人もいないのかね

[kotobuki_84]

“「信頼」で動いている”　この習慣が今始まったわけじゃなくてずっと続いていて、それで「信頼が全くない」なら分かるが、それどころか真逆の「信頼で動いている」の凄すぎる。

[kissenger8]

山本夏彦定期“売文業というものは...商売往来にはなかった賎業なのである。字句が商品になるのは分ったが、一枚なん円が適当かは分らない。売るのが魂だからである。すくなくとも魂のかけらだからである”

[meganeya3]

そういうことをやる一部編集が実はそれなりに数字を出しながらいろんなところに異動しては同じことを繰り返すので、それが「業界」に見えてる説

[Louis]

「角川からの依頼でキャラ文庫向けに書き下ろしていた『はこだて櫻珈琲舎』が、出せなくなったという連絡が来た」理由の一つが「直接担当をしてくれていた編集者が異動して、キャラ文から離れた」って……。