人の花散る疱瘡の山 その３ ～井原西鶴『懐硯』巻一の五～ - うきよのおはなし～江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ～

※下に現代語訳と解説があります。 懐硯. 第1 - 国立国会図書館デジタルコレクション ※この記事では、国立国会図書館デジタルコレクションの画像を適宜改変して使用しております。 【原文】 元より此の専九良、子細有りて、身躰《しんだい》稼ぐ身にもあらず。 只《ただ》 獨《ひと》りの渡世《とせい》にハ、鬠結《もとゆハ》捻《ひね》り。 甲斐《かひ》無き身を繋《つな》ぎて、上手《じやうず》の名《な》を得しに、或る時、左馬之丞僕、是を聞き及びて買ひに来たるを、それとも知らず、烟草《たばこ》など呑《の》ミて、一つ二つ四方《よも》の咄《はなし》の次而《ついで》に、思ハず噂《うハさ》有りて、渡《ワた》りに舟便《ふなだよ》りを得て、一命を抛《なげうつ》て頼み掛ゝれば、此の男、 「成程《なるほど》、それ体《てい》の思ひならば、肝煎《きもい》りべし」 と言ふに嬉《うれ》しく、過ぎし比《ころ》よりの有様を書き綴《

[Kitajskaya]

現代で言う所の‟ボーイズ・ラブ”が既に300年も前に発表されていたことは驚きです。私は日本史は疎いので、井原西鶴は人情もの作家としか印象がないのですが、このような恋愛ものを書いていたことは驚きでした。

[kapibara5168]

あらー、割と簡単に上手くいきましたね。ということはこの先に上手くいかないことがありそうな。三つ目君、督促状すぐに払って！

[urimasaru]

督促状( ﾟДﾟ)💦　わ～い、じゃないですね(#^.^#)✨

[bob0524]

江戸時代の在宅勤務ですね。

[Kaimotu_Hatuji]

神話もそうですが、成就するまでのプロセスぶっ飛ばし。昔の人の感性は、成就した後のもつれ話とかに興味があるんでしょうか。笑

[toikimi]

「私はただの貧しい者でございます」に、慎み深い心持ちを感じる左馬之丞は、容姿だけではなく心も美しいんですね。先行きが気になります。

[konohatan]

バスってもアクセスが急上昇するのは2～3日だよ。いちおう経験者です(￣▽￣)b

[tukkoman]

３つ目ったら間違ってるよ、本当はこちらだよ『脅迫状』。(笑)

[URURUNDO]

行き先が気になります。一挙公開でお願いしますm(_ _)m。元結はわかりますが、コヨリの一種みたいなものでしょうか？

[happy-ok3]

こんばんは。＞「現実でも浪人は内職をしていたみたいですね。」そうなのですね。これがきっかけ？(#^.^#)この後が楽しみです。

[mkonohazuku]

え？こんなにあっさり結ばれて？？　でもハッピーエンドではないのですね。　続き楽しみにしています(*^-^*)

[kaedeya]

…展開が早い。なんということでしょう。

[santa-baking]

ということは、専九郎が懲りない人という事？　でも、左馬之丞も快く思っているようで・・・。この先、どのような展開が・・・。(*^▽^*)

[kaze_no_katami]

やはり悲劇か。いきなり近松の様相を呈してきましたね。しかし男同士の心中ってものもねぇ？

[harienikki]

元結を作る名人なので手先が器用なんですね。それにしても、江戸時代の人は仲立ちをする人があると直ぐに良い仲になるような気がしますね。やはり信用社会だからでしょうか。(^｡^)

[hukunekox]

ラブレターで成就することもあったんですね😆この後波乱がありそうな😅