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卑怯者=沼野充義の『これからどうする』(2) - 連絡船
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卑怯者=沼野充義の『これからどうする』(2) - 連絡船
(この章は昨二〇一三年十一月二十八日に書き上げていたものです) 「これからどうする」と問われても、... (この章は昨二〇一三年十一月二十八日に書き上げていたものです) 「これからどうする」と問われても、正直なところ、何もどうにもならないのではないか、という無力感をぬぐい去ることができない。第一線の若手として頑張ってきたつもりが、気がつけばいつの間にか、還暦もそう先のことではなくなり、たいていの座で年長者の部類に入り、なにかにつけ乾杯の音頭を取れなどと言われる年齢にさしかかってしまった。それなのに、いまだに自分のことと自分の周囲の小さな世界のことで手一杯、学生や同僚たちとの日常的な人間関係さえうまく調整できず、家庭でも息子がドラムばかりたたいていてろくに授業に出ないので心配したり、今晩のカレーは美味しく作れたと喜んだり、まあそういう次元に生きている人間なので、日本全体に関わる社会問題や、まして地球環境について何か偉そうなことを言うべき柄ではとうていなさそうだ。 (沼野充義「未来の世界文学の場を