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この夏、ネトウヨに読ませたい三冊(3)ただひたすら歩く、悪夢のような行軍 - 本と雑誌のニュースサイト/リテラ
【左巻き書店 夏のブックフェア】 この夏、ネトウヨに読ませたい三冊(3)ただひたすら歩く、悪夢のよう... 【左巻き書店 夏のブックフェア】 この夏、ネトウヨに読ませたい三冊(3)ただひたすら歩く、悪夢のような行軍 わが左巻き書店のブックフェア、前回、前々回の2回は、人肉食いという戦争の惨劇を記した2冊の文学作品を紹介してきた。 しかし、まだ極限状況に至らない時点での戦争のリアルはまた様相をまったく異にしている。ただただひたすら歩き続ける行軍が大半を占める。そうした戦争のリアルは、火野葦平『土と兵隊・麦と兵隊』(社会批評社)で読むことができる。火野葦平は芥川賞受賞後、「麦と兵隊」「土と兵隊」「花と兵隊」従軍記三部作を書き、人気作家となった。戦中の発表なので、もちろん反戦を意図するものではない。ただ、その延々と続く目覚めることのない悪夢のような行軍の過程で遭遇する、銃撃や死体を通して、ただ日々の生存を確認するだけの記録は、戦争がけして英雄的行為に彩られているものではないことを、切実に伝えている。
2014/09/10 リンク