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読売新聞「編集手帳」は特別版だった。(2012年3月11日) - INVISIBLE D. ーQUIET & COLORFUL PLACE-
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/column1/news/20120310-OYT1T00861.htm 3月11日付 編集手帳 使... http://www.yomiuri.co.jp/editorial/column1/news/20120310-OYT1T00861.htm 3月11日付 編集手帳 使い慣れた言い回しにも嘘(うそ)がある。時は流れる、という。流れない「時」もある。雪のように降り積もる◆〈時計の針が前にすすむと「時間」になります/後にすすむと「思い出」になります〉。寺山修司は『思い出の歴史』と題する詩にそう書いたが、この1年は詩人の定義にあてはまらない異形の歳月であったろう。津波に肉親を奪われ、放射線に故郷を追われた人にとって、震災が思い出に変わることは金輪際あり得ない。復興の遅々たる歩みを思えば、針は前にも進んでいない。いまも午後2時46分を指して、時計は止まったままである◆死者・不明者は約2万人…と書きかけて、ためらう。命に「約」や端数があるはずもない。人の命を量では語るまいと、メディアは犠牲者と家族
2012/03/12 リンク