グーグルはまだ電子図書館の夢を見ている

「喉元過ぎれば熱さを忘れる」ということなのだろうが、去年はあれだけ「電子書籍元年」と持ち上げて、ニュースにもならない情報に一喜一憂していた日本のマスコミで、最近とんと「グーグル・ブックス」、つまりグーグルの電子書籍に対する取り組みのことを目にすることがなくなった。どうしてこうもわかりやすいガジェットでしか、電子書籍を捉えられないのだろうか。 グーグルeブックストア専用端末も発売に グーグルeブックストア（Google ebookstore）は、日本語コンテンツをほとんど無視する格好で始動し、iRiver Story HDという専用Ｅリーダーが「ターゲット(Target)」という量販店で発売開始となった。すでに何千もの出版社と契約し、「紙で見つからない本でもＥブックならすぐに見つかる」という時代のニーズに沿ったサービスを提供し始めている。 件のStory HDは、アマゾンのキンドルに限りなく

[asakura-t]

（記事とは関係ない）僕はタイトル数すら無意味だと思ってるからなぁ。多くの人が読みたいタイトル（もっと言えば「オレが読みたいタイトル」）があるかどうかが問題。

[tsysoba]

最後の一言がぐっとくる。

[urashimasan]

　Googleと著作者協会(Authors Guild)の関係について誤解してるような｡　AGは訴訟の「原告」ではあるけれども､和解案(の形を借りた取引)の推進者であり､今回の決定の敗者｡

[SasakiTakahiro]

問題はあくまでも、それをグーグルだけにやらせるのは「フェア」ではない、という点。

[pho]

「手に入りにくい書物を万人に平等に配信するシステムを構築することに対しては、作家協会も歓迎の意を表明している。問題はあくまでも、それをグーグルだけにやらせるのは「フェア」ではない、という点だ。」

[a_matsumoto]

（私がＥリーダーを語るとき、フォーマットがどうだとか、機能がああだとか言う前に、まずタイトル数を挙げているのにお気づきだろうか？

[tinsep19]

日本だと「出版文化」を守るためなどというお題目の下に行われるのだろうが、アメリカでは決してそんなことは言わない。もし政府が手出しするとしたら、それは一企業にやらせるのが「フェア」ではないという考えから

[kikai-taro]

日本のことだから、国立国会図書館がやれ、という辺りで落ち着きそう。で、競争入札させて、結局のところは○○○印刷辺りかな…。当然、外資が入ってくると反対で一致団結てなところで。

[mcgomez]

だから和解案が却下されたのは、これで終わりというサインではなく、むしろ、人々が歴史上蓄積してきた「知」をどのように「フェア」な形で共有していけるのか、という模索のワンステップであると言える_φ(･_･