織田信長居館跡：庭園遺構を確認 濃姫の部屋か | 毎日新聞

巨石や金箔瓦の破片などが見つかった発掘現場＝岐阜市の「織田信長居館跡」で２０１６年２月１９日、石塚誠撮影 岐阜公園内（岐阜市）にある「織田信長居館跡」の発掘調査を進めている岐阜市教育委員会は１９日、中心的建物があったとされるエリアで巨石や池を配した庭園の遺構を確認したと発表した。市教委は、巨石付近から金箔（きんぱく）瓦の破片約３０個も見つかったことから庭園の上部に金箔瓦を使用した建物が存在していたと結論付けた。文献の記述からこの建物に信長の正室、濃姫の部屋があった可能性が高いとしている。 信長は金華山の西のふもとにある槻谷（けやきだに）を流れる谷川の両側を階段状に整備し、建物や庭園を造ったとされる。庭園の遺構が見つかったのは谷川左岸の「Ｃ地区」と呼ばれるエリア。広い平たん地があり、中心的建物があったとされている。市教委は昨年７月から調査を進めてきた。

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織田信長居館跡:庭園遺構を確認　濃姫の部屋か