安保理：「非難」結束に苦心…緊急会合開く | 毎日新聞

【ニューヨーク國枝すみれ】北朝鮮の中距離弾道ミサイル発射を受け、国連安全保障理事会は２２日、緊急会合を国連本部で開いたが、この日は文案がまとまらず、北朝鮮を非難する報道声明は出せなかった。安保理メンバーの中で立場の違いもあり、日米などはいらだちを募らせている。 「見通しについては言えない」。米国や韓国と緊急会合の開催を要請した日本の別所浩郎国連大使は会合後、記者団に声明発表の時期を問われ、こう述べた。別所氏は、ミサイル発射は「成功、失敗にかかわらず、安保理決議違反だ。この点ではメンバー全員の意見が一致した」と強調。日本は「迅速に力強いメッセージを出す」ために尽力すると説明した。合意に数日かかる可能性もある。 報道声明は、安保理決議と違い法的拘束力はない。しかし、その報道声明ですら合意に時間がかかるようになっている。

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「成功、失敗にかかわらず、安保理決議違反だ。この点ではメンバー全員の意見が一致した」／『ミサイル防衛網の拡充を警戒するロシアが「すべての関係国が自制すべきだ」という一行を声明に挿入するよう主張』