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消えない傷:DV家庭に育って/2 面会交流、子の意思尊重を | 毎日新聞
●会うなら「死ぬ」 「(パパに会うことになるくらいなら)もう死ぬ」。父から面会交流を求められた純く... ●会うなら「死ぬ」 「(パパに会うことになるくらいなら)もう死ぬ」。父から面会交流を求められた純くん(当時10歳)=仮名=は、家庭裁判所で「お父さんに会いたいか」と調査官に聞かれた帰り道、そう言って車道に飛び出した。「また意地悪されるんじゃないか」。小さな胸は不安と恐怖で押しつぶされそうだった。 2011年、精神的に相手を追い詰めるモラルハラスメント(精神的暴力)を受けてきた母と妹(当時6歳)と一緒に民間シェルターへ避難した。アパートを見つけて暮らし始めたころ、父は家裁に子供の引き渡しを求める審判を申し立てたが却下された。その後の離婚協議では面会交流の実施についても話し合われ、父は「毎週末に子供と会いたい」と求めた。 「おまえはいらない」などと言われたり、腹を立てると頭を強い力で押さえてきたりする父の暴力で心が不安定になり、純くんは小学2年の時にハサミを父につきだし「パパは死んで」と伝えた
2017/05/11 リンク