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消えない傷:性的虐待に遭って 第3章/1 風呂は恐怖の時間 | 毎日新聞
ドメスティックバイオレンス(DV)がある家庭で育つ子どもは、性的虐待を受ける割合が高い。子どもの... ドメスティックバイオレンス(DV)がある家庭で育つ子どもは、性的虐待を受ける割合が高い。子どもの性暴力被害は闇の中に埋もれ、救われない子どもは多い。 ●DV家庭で多発 東京都内に住む40代の公務員、鈴木みきさん(仮名)は3歳の頃から父と近所の「お兄さん」から被害に遭った。風呂で父は「女の性器は汚いから男が洗うんだ」と股を広げ、指で性器をいじり観察した。「汚れていたらどうしよう」「また殴られるかも……」。みきさんにとって風呂は恐怖の時間だった。 家族ぐるみの付き合いがあった「お兄さん」には時々遊びに連れ出され、わいせつな行為をされた。「お兄さん」の性暴力は小学校低学年まで、父の性的虐待は中学まで続いた。「あってはならないこと」が起きていたみきさんは長年、記憶にふたをすることでなんとか生きてきた。連れ込まれた公衆トイレの臭い、恐怖、下半身の痛み……。「お兄さん」の記憶は10代半ばによみがえった
2018/02/22 リンク