二階氏と石破氏、なぜいま接近？ 飛び交う臆測 岸田氏「注意深く見守る」 | 毎日新聞

自民党の二階俊博幹事長が石破茂元幹事長の要請を受け、9月に予定される石破派パーティーでの講演を決めたことが波紋を広げている。安倍晋三首相を支えてきた二階氏と、首相と距離がある石破氏が、なぜ「接近」しているのか。双方の思惑を探った。 「党はいかにあるべきかなど、いろんなお話をいただけたらありがたい」。石破氏は8日、国会内で二階氏に講演を依頼した後、記者団にそう述べた。 石破派は2015年の結成以降、派閥パーティーで他派閥議員を講師に招くのは初。当日は二階氏と石破氏の2人が講演に臨むという。 石破氏は毎日新聞の1月世論調査で「次の首相」にふさわしい政治家のトップに選ばれるなど、「ポスト安倍」の有力候補だ。しかし首相と距離があり、党内の支持は低迷。石破派は19人の小所帯で、このままでは総裁選立候補に必要な推薦人20人を集めることもおぼつかない。 そこで目をつけたのが…