タイ 若者らの反政府集会、全国に拡大 プラユット政権退陣や憲法改正主張 | 毎日新聞

憲法改正などを求める反政府集会の参加者たち＝バンコクで2020年8月16日午後10時42分、高木香奈撮影 タイで若者らによる反政府集会が全国に拡大している。参加者はプラユット政権の退陣や憲法の改正、絶対的な権威を持つ王室の改革などを主張。16日のバンコクでのデモには2万人以上が参加した。運動は地方にも広がり、若者によるデモとしては、1970年代の学生運動以来の規模との報道もある。プラユット政権は集会の主催者らを取り締まる一方、改憲には前向きな姿勢を見せ懐柔を図っているが、沈静化は見通せない状況だ。 「民主主義のために独裁政権を退陣させよう」。16日夕、バンコクの民主記念塔前で開かれた集会では、登壇した大学生、高校生らが次々と政府批判の声を上げた。集会は8時間近く続き、現地紙によると2万～3万人が集まった。「言論の自由は人権」と記した紙を手にしていた女性会社員のパムさん（25）は「平和的な方