オミクロン株感染拡大で強まる規制 国籍別の入国制限は妥当なのか | 毎日新聞

すべての外国人の新規入国を原則禁止する措置が始まり、閑散とする国際線の到着ロビー周辺＝成田空港で2021年11月30日、小川昌宏撮影 新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の感染拡大を受け、政府は外国人の新規入国を原則禁じ続けている。家族との別離を強いられた人たちは「感染予防の安全対策を徹底しながらも、人道的に配慮してほしい」と訴える。国籍の違いを問わずに感染するウイルスの脅威に対し、現在取られている措置は妥当なのだろうか。 「30年以上、日本語の勉強や日本文学の研究を続けてきました。これだけ日本を愛しているのに、このような扱いを受けています。早く子供たちに会えるようにしてほしい」 外国人の新規入国が原則禁じられた直後の12月上旬、神奈川大で日本の近代児童文学を研究するメレク・オータバシさん（51）＝カナダのサイモンフレーザー大准教授＝はこう訴えた。7月に家族で在留資格を得たが、3人の

[taketake89]

“家族との別離を強いられた人たちは「感染予防の安全対策を徹底しながらも、人道的に配慮してほしい」と訴える。国籍の違いを問わずに感染するウイルスの脅威に対し、現在取られている措置は妥当なのだろうか”