IR住民投票 条例案、総務委で否決 市民団体「残念」 臨時市議会 和歌山 ／和歌山 | 毎日新聞

総務委員会で住民投票の必要性を訴える請求代表者の一人、藤沢衛さん（中央）＝和歌山市役所で、加藤敦久撮影 県が和歌山市に誘致を進めているカジノを含む統合型リゾート（IR）を巡り、臨時市議会の総務委員会が25日に開かれ、誘致の賛否を問う住民投票条例案を反対多数で否決した。27日の臨時議会最終日の本会議で委員会の決定が報告され、条例案は否決される見通しだ。 和歌山市の市民団体「カジノ誘致の是非を問う和歌山市民の会」が約2万人分の署名を集め、尾花正啓市長に条例制定を直接請求した。尾花市長は24日、制定に反対する意見を付け、条例案を提案していた。 この日の総務委員会では、請求代表者の「市民の会」のメンバー6人が住民投票の必要性を訴える意見陳述を行った。県民主医療機関連合会の藤沢衛事務局長は「住民説明会などが延期され、意見集約もなされていない状況では住民投票の実施が重要な役割を果たす」と主張。同会の島