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逸ノ城、目覚めた「未完の大器」 入門から苦節8年半、夢の賜杯 | 毎日新聞
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逸ノ城、目覚めた「未完の大器」 入門から苦節8年半、夢の賜杯 | 毎日新聞
大相撲名古屋場所の表彰式で陸奥事業部長(右)から賜杯を受け取る逸ノ城=名古屋市中区のドルフィンズ... 大相撲名古屋場所の表彰式で陸奥事業部長(右)から賜杯を受け取る逸ノ城=名古屋市中区のドルフィンズアリーナで2022年7月24日(代表撮影) 大相撲名古屋場所千秋楽は24日、名古屋市のドルフィンズアリーナであり、平幕の逸ノ城が12勝3敗で初優勝した。 「未完の大器」がついに目覚めた。早くから「横綱候補」と期待された逸ノ城が、入門から約8年半で初めて賜杯を抱いた。「いつか優勝できると思っていた」と自らを信じ続け、才能が開花した。 何を仕掛けてくるか分からない宇良に対し、立ち合いで張り、左で上手を引いた。慌てず体勢を整えてから強烈に引きつけ、最後はたたきつけるように寄り切った。宇良との対戦成績はここまで4勝3敗。「あまり得意ではない相手だが、思い切りやろうと思っていた。狙い通りの相撲がとれた」と会心の一番を振り返った。 賜杯の行方を左右する結びの一番は、支度部屋で見届けた。「(優勝決定戦で)もう