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社説:日本政治この1年 国会軽視で進んだ大転換 | 毎日新聞
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社説:日本政治この1年 国会軽視で進んだ大転換 | 毎日新聞
安倍晋三元首相の銃撃事件で日本政治の風景が一変した。 自民党最大派閥を率い、岸田文雄首相に対して強... 安倍晋三元首相の銃撃事件で日本政治の風景が一変した。 自民党最大派閥を率い、岸田文雄首相に対して強い影響力を持っていた安倍氏が亡くなって以降、政権運営は不安定化している。 7月の参院選で自民、公明両党が勝利したものの、選挙の終盤に起きた衝撃的な事件によって、首相の足元が揺らぐことになった。 首相は「暴力に屈せず、民主主義を断固として守り抜くという決意を示す」などの理由を挙げ、安倍氏の「国葬」を実施すると独断で決めた。 だが、政治家の国葬は吉田茂元首相を最後に半世紀の間、行われてこなかった。安倍氏に限らず、首相経験者の業績は国民の評価が分かれるからだ。 にもかかわらず、国会に諮って幅広い合意を得ようとすることなく、閣議決定だけで強行した。その手続きを首相は「時の政府が総合的に判断するのが、あるべき姿だ」と強弁した。 安倍氏銃撃事件の衝撃 国葬の歴史に詳しい中央大の宮間純一教授は著書で、「国葬