クローズアップ：旧統一教会、教祖発言録（その2止） 文鮮明氏、政界に執着 | 毎日新聞

1990年3月に開かれた「勝共推進議員の集い」を伝える「国際勝共連合」機関紙。中曽根康弘元首相や安倍晋太郎元幹事長があいさつした 歴代首相で最多の693回言及された中曽根康弘氏は、1947年の衆院選から20回連続当選。82年から5年間、戦後第5位の長期政権を担った。 2019年に101歳で死去。日本の勲章の最高位に当たる「大勲位菊花章頸飾（だいくんいきっかしょうけいしょく）」を授与され、20年には当時の菅義偉首相が葬儀委員長を務める「内閣・自民党合同葬」が営まれた。 中曽根氏は旧統一教会とどんな関わりを持っていたのだろうか――。発言録をさらに読み解くと、政争を勝ち抜いた中曽根氏に接近し、日本の政界を利用しようとした文鮮明（ムンソンミョン）氏の姿が浮かび上がった。