特集ワイド：「選挙のプロ」が読む解散総選挙 自民と維新、やっぱり「優勢」？ 国連総会の後、秋が濃厚 | 毎日新聞

岸田文雄首相の身内の不祥事で政権の好感度が下がったせいか、メディアで取りざたされた「サミット後解散」説はちゅうぶらりんのままだ。醜聞の余波も収まらず、首相は解散どころではないようにも映る。そこで、永田町に太いパイプと情報網を持つ「選挙のプロ」に解散風の行方をズバッと聞いてみた。 東京都内の事務所を訪ねると、この道30年以上の選挙プランナー、三浦博史さん（72）は相変わらず多忙な様子だった。三浦さんは元東京都知事の故・石原慎太郎氏をはじめ、300人を超える政治家の選挙戦略を請け負ってきた人である。今春の統一地方選でも各地の「現場」で有権者の反応を探ってきたといい、「選挙って絶対に手抜きができないんです」と漏らす。三浦さんによれば、選挙戦ではその候補者を当選させるべく、対抗馬などの動向も見ながら一人でも多くの有権者の前に露出し、接するようアドバイスする。「だから選挙が終わったらみんなくたくたに