コシヒカリを変えた研究者の早すぎる死 新潟米にかけた情熱 | 毎日新聞

コシヒカリBLの開発と普及に貢献したとして農林水産省から「農業技術功労者」の表彰を受けた前新潟県作物研究センター長の石崎和彦さん（左）。当時の県の山田治之農林水産部長と記念撮影した際はうれしそうな表情をみせていた＝県提供 なぜ新潟からコシヒカリを超える新品種のコメが生まれないのか――。そんな疑問の答えを求めて5月に新潟に赴任してから取材を続けていると、県産米で主力となる「コシヒカリBL」を開発した功労者として国から表彰された敏腕研究者の急死を知った。早すぎる死と失った知見の多さに惜しむ声が聞かれ、その足跡を追った。【中津川甫】 亡くなったのは前県農業総合研究所作物研究センター長の石崎和彦さん（享年60）。2022年9月5日、定年退職から半年もたたずに、前立腺がんが悪化して世を去った。

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亡くなったのは前県農業総合研究所作物研究センター長の石崎和彦さん（享年60）。2022年9月5日、定年退職から半年もたたずに、前立腺がんが悪化して世を去った