断食VS刺し身食リレー 福島の処理水めぐり対立激化させる韓国与野党 | 毎日新聞

ソウル市内のスーパーに掲げられた塩の入荷遅れを知らせる看板＝2023年6月23日午後3時半、坂口裕彦撮影 日本政府が近く放出を始める見通しの東京電力福島第1原発の処理水の海洋放出を巡り、韓国の与野党の対立が激しさを増している。放出に反対の野党の議員が断食を開始し、与党議員は安全性をアピールするために海産物を食べる「食事リレー」を始める事態にまで発展。政界の対立は韓国世論にも影響を及ぼしている。 韓国の最大野党「共に民主党」の李在明（イジェミョン）代表は26日、党の最高委員会で放出まで時間がないことを訴え「（韓国）政府が放流中断を日本に堂々と要求しなければならない」と強調した。尹錫悦（ユンソンニョル）政権が多くの国民の不安を無視しているとし、「一体どの国の政府と与党なのか」と強く非難した。 韓国政府は「科学的根拠に基づき対応する」との姿勢を貫いてきた。5月の日韓首脳会談での合意に基づき、韓国

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放出に反対の野党の議員が断食を開始し、与党議員は安全性をアピールするために海産物を食べる「食事リレー」を始める事態にまで発展。政界の対立は韓国世論にも影響を及ぼしている。