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老朽マンション、再生阻む高齢化 「二つの老い」要件緩和は効くか | 毎日新聞
築40年超になる老朽マンションの管理組合の理事長だった女性。「建て替えの合意はハードルが高い」とこ... 築40年超になる老朽マンションの管理組合の理事長だった女性。「建て替えの合意はハードルが高い」とこぼす=東京都大田区で2023年7月20日午後2時32分、飯田憲撮影 老朽化した分譲マンションの建て替えを円滑に進めるための区分所有法の改正論議が、法制審議会(法相の諮問機関)の部会で大詰めを迎えている。建て替えには所有者の「5分の4」の賛成決議が必要だが、部会は要件を緩和する中間試案をまとめた。見直しの背景には、建物の老朽化と所有者の高齢化という「二つの老い」が同時に進行し、老朽マンションの再生が困難になりつつある現状がある。 国土交通省によると、2021年末時点で、国内の分譲マンション約686万戸のうち、一般的に老朽化したとみなされる「築40年超」のマンションは約116万戸。10年後には約249万戸、20年後には約425万戸になると見込まれている。 一方で高齢化が進み、死亡や相続をきっかけと
2023/08/28 リンク