銀歯、買い取ってくれるの！？ 中古品大手に客絶えないウラ事情 | 毎日新聞

あなたの銀歯、買い取ります――。今春からそんな文句のアナウンスが、国内外で800店超を展開する中古品販売大手「ブックオフ」のある店舗で流れる。なぜ、いま銀歯なのか。実際に売る人はいるの？ 尽きない疑問を抱えながら現地で取材を進めると、意外な背景が見えてきた。 喜ぶ客「思ったよりも…」 記者が訪ねたのは、JR三ノ宮駅からほど近いブックオフ三宮センター街店（神戸市中央区）。中古の本やCDが所狭しと陳列された店の中に入って間もなく、女性の声による店内放送が耳に届いた。「銀歯の買い取り始めました」 この店で買い取りコーナーを担当する大八木孝久さん（39）は「思ったよりも価格が高いと驚かれます。ランチ代になったと喜ぶ人もいました」と笑う。 銀歯の買い取りは、三宮センター街店のみが4月中旬から始めた。ブックオフは約10年前から、金歯は買い取りサービスの幅を広げる目的で同店など全国約100店舗で扱ってい