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伝統の酒蔵、未来へ 元会社員が第三者承継 御所・葛城酒造 /奈良 | 毎日新聞
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伝統の酒蔵、未来へ 元会社員が第三者承継 御所・葛城酒造 /奈良 | 毎日新聞
葛城酒造の経営を引き継いだ元保険会社社員の谷口明美さん(右)と4代目の久保伊作さん=奈良県御所市で... 葛城酒造の経営を引き継いだ元保険会社社員の谷口明美さん(右)と4代目の久保伊作さん=奈良県御所市で、共同 御所市にある酒蔵「葛城酒造」の経営を、生命保険会社に勤めていた女性が第三者承継で引き継いだ。創業家は跡継ぎがおらず廃業を決意していたが、新たな門戸を開くことで伝統ある酒造りを未来に残そうとしている。地元経済の活性化につなげようと金融機関も支援した。 葛城酒造は1887年創業。主力商品である純米醸造の「百楽門」や、伝統製法による濁り酒など質の高い酒造りが評判でファンも多い。 代表取締役の久保伊作さん(69)は4代目。代々親族で経営してきたが、子どもたちは家業を継ぐことに関心を示さなかったという。日本酒離れなどによる経営環境の悪化や自身の高齢化もあり一時は廃業を考えた。