土記：エルサレムのアイヒマン＝伊藤智永 | 毎日新聞

＜do－ki＞ 国連のグテレス事務総長が安全保障理事会で、パレスチナのイスラム組織ハマスのテロ攻撃を「正当化できない」としながらも「何もなく突然起きたわけではないと認識することも重要だ。パレスチナの人々は56年間、息苦しい占領下に置かれてきた」と述べた。 これにイスラエルの国連大使が「テロの容認だ」と辞任を要求。「ハマスは新たなナチスだ。ホロコースト（ユダヤ人大虐殺）を経て誕生した国連トップの見解として極めて遺憾だ。文明世界はナチスを倒したようにハマスを倒さなくてはならない」と訴えている。 イスラエルから自衛権を根拠に報復侵攻を宣告されたガザ地区の住民200万人は、壁で不当に囲われた密集地を逃げ惑い、水も食料も燃料もない境遇を嘆き、諦め、侵攻「準備」の空爆により、地元保健当局によると3週間で7000人以上も殺された。4割の約2900人が子供だという。

[taketake89]

“テロ非難やホロコーストを持ち出せば全てが正当化され、異論を許さないような主張には、国際世論にも同調しがたい空気が広がっている”