槙峰鉱山中国人強制連行、殉難者悼む 宮崎・日之影で慰霊祭 | 毎日新聞

献花や焼香をして慰霊する中国人労働者の遺族ら＝宮崎県日之影町の慰霊碑前で2023年11月21日午前11時22分、重春次男撮影 太平洋戦争中、宮崎県延岡市と日之影町にまたがる槙峰（まきみね）鉱山に強制連行され、過酷な労働などで死亡した中国人を悼む殉難者慰霊祭が21日、日之影町の慰霊碑前であった。式辞で、生還した中国人労働者を曽祖父に持つ肖建永さん（52）が「再び戦争が起こらないことを祈願する」と訴えた。 同鉱山には1945年2月、中国山東省から250人が連行され、重労働や栄養失調で76人が死亡したとされる。74年、鉱山跡地に慰霊碑が建立され、両市町の社会福祉協議会でつくる「中国人殉難者慰霊祭奉賛会」が毎年慰霊祭を開いている。 戦時中、全国で働かされていた元中国人労働者と遺族は、国と鉱山を経営した三菱マテリアル（旧三菱鉱業、本社・東京）を相手に訴訟を起こしたが最高裁で棄却されている。しかし、企

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「殉難者」という表現を初めて見た。