迫る：パーキンソン病、映画に（その2止） 企画への熱意に押され | 毎日新聞

スタッフらと打ち合わせをする古新舜監督（右）。自身の考えを伝えるだけでなく、スタッフにも意見を求め、試行錯誤する＝東京都中野区で2022年8月3日、いずれも柳澤一男撮影 社会で見過ごされた存在や、見て見ぬふりをされがちな出来事をテーマにしてきた。古新舜（こにいしゅん）さんにとって初めての長編映画は、犬や猫の殺処分問題にスポットを当てた。日本の処分数が諸外国に比べて多いことを知り、3年かけて「ノー・ヴォイス」を製作し、2013年に公開した。 2作目「あまのがわ」は、「使っている人がロボットに依存するのではなくて、ロボットを駆使してどのように自分らしい人生を踏み出していくか」をテーマにした。 岩手県釜石市生まれで、東京育ち。成績は良く、1級建築士の父や、母からかけられた期待は大きかった。